2009年11月06日
まなびや2009
今週の月曜日のことですが、市内の立誠小学校跡地で開催中の まなびや2009 におじゃましてきました。
平日だったので展示を拝見しただけですが、京都アートカウンシルをはじめ様々なグループが、元校舎を使い倒している様子が伝わってきました。
(写真は、元職員室を利用した「立誠モダニズム テーマ室」の展示風景)
元校舎を「まなびや」として、多世代がそこに集まること。
特に、京都の町衆にとって、元学区の校舎は強い思い入れがあるもの。
本来、学びの場は、多くの先人の記憶=情報を次世代に伝え、また発展させるためのものでした。
そして、多くの記憶は、モノがそれを刻みこみ、人々のアタマの中にある希薄な「記憶」を取り出してくれます。
「記憶」のためにモノが元のまま、そこに在り続けること。
そして、そのモノをいかにして、在り続けさせることが出来るかを考えること。
その場に足を踏み入れ、そこに佇むことが、自ずから学ばせてくれるように思います。
引続いて、ここが「まなびや」であることを望みます。
ちなみに、木屋町界隈(立誠小学校跡地の玄関先)のおミセとそのお客様へのアンケート結果*によると、立誠小学校跡地を修復保存したら良いという回答が、全体の58.6%、跡地を演劇・アートの教育拠点にすれば良いという答えは60.6%だったとか。
これまでの様々なグループの自主的な活動が地元に受入れられ、着実に地に根ざしてきている、そんな状況をあらわしていますね。
*
木屋町・都心繁華街の安心・安全コミュニティ及び地域景観の形成プロセス検討調査(平成18年3 国土交通省都市・地域整備局)
「お店」調査(配布:500店、回収:307店)と「お客様」調査(配布:2500人、回収1054人)の二種類のアンケート調査
Posted by mi-se kyoto at
14:37
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