2010年03月03日
興福寺リニューアル
平城遷都1300年のポスターをいろんなところで見かけます。
なにげに ”せんとくん” が普通にみえてきました。
ーー 慣れ というのは怖いですね。
そんな”せんとくん”と同じように、いまひとつ垢抜けしないところも感じられる奈良ですが、仏像などの文化財の質の高さは、やっぱり京都の先輩、目をみはるところがあります。
今月(3月)の1日にリニューアルオープンした興福寺の国宝館では、昨年来、改めてその造形の美しさに注目が集まっている「阿修羅像」と、ガラス越しでなく、同じ空気の延長で拝観できるようになりました。
平安の造形に比べて飛鳥のそれは、生々しい勢いを感じさせてくれます。
なんとなく洗練されていく以前の、起源のさだかではない異形の神々を前にすると、僕たちが言葉にして表に出来ないんだけど何か心の奥深いところに持っている、そんな何とも分からない部分を揺り動かす、そんな気持ちさえします。
そういえば、東大寺のお水取りももうすぐ。
今年で1260回目のお水取りですか? 奈良時代に始めてから一回も休まずにズッーと続けてこられた大切な行事。
これはもう宗教とか何とかは超えていますね! リスペクト! 人間万歳!!
そんな悠久の奈良は地下鉄でスグです。
興福寺公式ホームページ
東大寺公式ホームページ
平城遷都 1300年祭公式ホームページ
Posted by mi-se kyoto at 17:13│Comments(0)