2009年10月27日
渋柿
先週末はジッカで渋柿をとった。
オレンジの色が、いかにも美味しそうだったので、 はたしてホントに渋柿なのかと、試しにかじってみた。
うーん、シブ甘い というか、シブミが残るから アマ渋いのか、、
お茶のシブミと違って、食べていると口の中が麻痺してくるようなシブミ。
そのまま食べれないこともないかとも思えました。(案外クセになるかも、、)
ふと思ったのは、こんなにも様々な国々から食材が届いて、沢山のシェフたちが手塩にかけた食べ物を口にできる環境があるというのに、どういう味かっていう、味覚を表現することができるコトバを、僕たちはほんの少ししか持っていないということ。
どんなに感じ入った料理でも「おいしい!」しか言えないし、甘いとか辛いとか塩っぱい、そんな程度しか味を分類することができていない。
えー正しくいうと、舌では分類できているんだけど、それを伝える手段(=コトバ)に限りがある。
これはとても食文化を貧しくしてるんじゃないんだろうか?
ちょっと味見させてもらう、そういう近距離のコミュケーションがそれを補っているのでしょうか??
妙な造語好きな日本人なのに、、
星の数で味覚を伝える、そんな人たちもいるんでしょうけれど、ちょっと待って!
その場に行って、自分の舌で味わって、そうして味を表すコトバを探してみる、それがその人自身の奥行きになってくのでしょう。
食欲の秋、「おいしい!」と本気で言える食べ物に逢いたいですね。
Posted by mi-se kyoto at 08:18│Comments(0)