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京都で、おミセ/店舗の開業をご予定されている方にとって、役立つ情報をお届けしていきたいと思います。

2009年09月14日

顧客の感性を動かすミセづくり -1

日本人の感性


「奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声きくときぞ 秋は悲しき」 猿丸大夫の歌です。この歌は、山の奥にひっそりといて、姿はみえないけれども、その声がかすかに聞こえる、そんな鹿の声を聞くと秋がいっそうモノ悲しく思える、そんな心情を詠んだものです。おそらく実際には、歌人は鹿の声を聞いてはいないのですが、この歌にふれた人に思いをよりよく伝える手だてとして、あるいはモノ悲しさを強調するために、聞こえない鹿の声をあえて取り出してみせています。このことで、私たちを歌に共感しやすくして、その結果、この歌をより深く理解させようとするのです。






同じ頃、季節の変化をいち早く感じ取り、それを歌や装束をとおしてアピールすることが、エリートのあるべき姿であったといいます。彼ら彼女らもまた、変化のケハイを各々の表現手段で取り出してみて、広くしらしめる。それが皆に季節感を与え、天候とあいまって共有されていく。そんな感受性豊かな先人から連綿と伝わる私たち日本人の「感性」。
その「感性」をかたちづくるに至る大きな要素が、四季のうつろいの内にあったことは間違いないでしょう。
しかし近年の私たちの生活の変化は、地球を温暖化し、季節の変化をみえにくくしています。それは、私たちにかつてあった筈の、うつろう季節のケハイを感じる感性をにぶらせ、やがてはそれを失ってしまうかのようにも思えるのです。
Posted by mi-se kyoto at 11:41│Comments(0)
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