2009年09月14日
顧客の感性を動かすミセづくり -3
旬の素材をおいしく提供することも季節感を大事にした魅力的なサービスです。当たり前だと怒られそうですが、ここで心掛けたいことは、お客様にそれと分からせないと効果が無いということです。他の素材とは分けて表示や説明をするのはもちろん、例えば味付けも当の素材の味が引き立つようにする。いわば季節を強調するのです。視覚的にまた味覚的にそれがお客様に認知されてはじめて、これが旬ということか、と思って頂ける。そうして次なる旬はと楽しみが増していく。お客様をもてなすことで、その方の感性を高め、ひいてはミセのサービスを向上させる。
見る、聞く、食する、そんな様々なお客様へのサービスの機会、そしてその時々に駆使される感覚器の違い。どういうアプローチが、それを効果的に印象づけるか、それがサービスに魅力を増して又来ようと思わせるのか。私たちが共に持ち合わせる「感性」が今後のキーワードになるのは確か。その中で、季節の変化を感じ取って、それの助けをかり、時にそれを誇張し、お客様の感性を揺さぶっていきたいものです。
Posted by mi-se kyoto at 11:35│Comments(0)