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京都で、おミセ/店舗の開業をご予定されている方にとって、役立つ情報をお届けしていきたいと思います。

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Posted by 京つう運営事務局 at

2009年09月14日

顧客の感性を動かすミセづくり -0


「感性」を、モノの評価基準にしたり、製品開発のコンセプトにするなどの動きが今まさに始まりました。性能や価格といった従来の価値観に加えて、作り手とユーザーとの間の「感性価値」の共有が、マーケットを左右し、今後の日本のものづくりの軸になるといいます。「感性価値」とは、生活者の感性に働きかけ、感動や共感を得ることによって顕在化する価値と定義されるのもので、相対化や計量化することの困難な、まさに現代的な価値の一つの指標だといえるでしょう。そんな古くて新しい、今どきの「感性」ということばをキーワードにしたミセづくりのアイディアです。

「感性」とは
いわば感性ムーブメントの先駆けである日本感性工学会の方は、「感性」とは、美しさや楽しさといったポジティブな情動、であって、心を豊かにするもの、と説明されていました。
言葉で説明したり理解することは難しいですが、私なりに解釈してみると、何かに出会ったときに、ふとさわってみたくなる、そんな瞬間の「心の腕がそれに向かって伸びている」状態を感性が働いている時だと思うのです。一方ではその何かからも手が伸びていて、その両者の見えない手が握手をする、その時点が共感、言い替えればコミュニケーションが成立した、ということになるでしょうか。つまり「感性」とは、自分だけのものではなくて双方向的なもの。そして、人と人が握手をするのと同じように、時間や心に余裕がないとできないし、もちろん相手をある程度知っていないとそうはならない。
いささか抽象的になりましたので、ここでいう「感性」の文字のアタマに「日本人の」という形容詞をつけてみることしましょう。  

Posted by mi-se kyoto at 11:43Comments(0)

2009年09月14日

顧客の感性を動かすミセづくり -1

日本人の感性


「奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声きくときぞ 秋は悲しき」 猿丸大夫の歌です。この歌は、山の奥にひっそりといて、姿はみえないけれども、その声がかすかに聞こえる、そんな鹿の声を聞くと秋がいっそうモノ悲しく思える、そんな心情を詠んだものです。おそらく実際には、歌人は鹿の声を聞いてはいないのですが、この歌にふれた人に思いをよりよく伝える手だてとして、あるいはモノ悲しさを強調するために、聞こえない鹿の声をあえて取り出してみせています。このことで、私たちを歌に共感しやすくして、その結果、この歌をより深く理解させようとするのです。






同じ頃、季節の変化をいち早く感じ取り、それを歌や装束をとおしてアピールすることが、エリートのあるべき姿であったといいます。彼ら彼女らもまた、変化のケハイを各々の表現手段で取り出してみて、広くしらしめる。それが皆に季節感を与え、天候とあいまって共有されていく。そんな感受性豊かな先人から連綿と伝わる私たち日本人の「感性」。
その「感性」をかたちづくるに至る大きな要素が、四季のうつろいの内にあったことは間違いないでしょう。
しかし近年の私たちの生活の変化は、地球を温暖化し、季節の変化をみえにくくしています。それは、私たちにかつてあった筈の、うつろう季節のケハイを感じる感性をにぶらせ、やがてはそれを失ってしまうかのようにも思えるのです。  

Posted by mi-se kyoto at 11:41Comments(0)

2009年09月14日

顧客の感性を動かすミセづくり -2

今日からはじめる感性対策
お客様と、よりよいコミュニケーションがとれているおミセは、既に繁盛しているに違いありません。お客様は感性でミセを選ぶ、こういう風に書ききってしまうと、しごく当たり前のことだと思えますね。しかし先に書いたように感性とは双方向的なもの、おミセのスタッフには、お客様の感性を鍛えていく、そして互いに高め合う、そんな気概を持って頂きたいです。つまり常に向上心をもってサービスを提供していくこと、そんなおミセ(とそのスタッフ)が増えていくことは、大げさではなくて私たちの感性の総体=文化を守ることになるのです。
 では、「感性」を動かす、特に季節という私たちが共に深い記憶としているものをツールにした幾つかのアイディアをご紹介しましょう。


気温で季節を感じられなくなった今、暦が知らせる季節の訪れを見安にするのも1つの方法。
例えば、二十四節気。春分や秋分など、1年間を24に分ける節目の日とそれぞれの季節(1つの節は約2週間)の総称です。2月の節分のように、古来から様々な行事と節とは密接に関係して季節感が演出され、それまでの日常をいわばリセットする、そんな役割をはたしてきました。つまりは、その時々に合ったサービスを提供すればいいのか? もちろん、出来れば言うことはありませんが、いきなり今日からと言われてもムリですね。まず今日からは、暦から季節を読み取ることと、ミセのスタッフがその季節のうつろいを意識しようと努めることから始めましょう。






 

一歩踏み込んで、24の色をそれぞれの節に当てはめてみればどうでしょうか。2週間毎に、商品の入替えをするとか、メニューを刷新するなどは出来ることではありませんが、誰もが目にするものをスタッフに負担にならない範囲で、差し替える、とか貼り替える、それだけでも、いつもは見えないゆるやかな季節の変化が視覚化されて、お客さまの感性を揺さぶるものになります。新しいお客さまは、この前と何か違うと感じる筈、でも、その理由をすぐに分かる方は限られるでしょう。ああそうか、と思うころは何度か足を運んだ後のことです。  

Posted by mi-se kyoto at 11:39Comments(0)

2009年09月14日

顧客の感性を動かすミセづくり -3


旬の素材をおいしく提供することも季節感を大事にした魅力的なサービスです。当たり前だと怒られそうですが、ここで心掛けたいことは、お客様にそれと分からせないと効果が無いということです。他の素材とは分けて表示や説明をするのはもちろん、例えば味付けも当の素材の味が引き立つようにする。いわば季節を強調するのです。視覚的にまた味覚的にそれがお客様に認知されてはじめて、これが旬ということか、と思って頂ける。そうして次なる旬はと楽しみが増していく。お客様をもてなすことで、その方の感性を高め、ひいてはミセのサービスを向上させる。


見る、聞く、食する、そんな様々なお客様へのサービスの機会、そしてその時々に駆使される感覚器の違い。どういうアプローチが、それを効果的に印象づけるか、それがサービスに魅力を増して又来ようと思わせるのか。私たちが共に持ち合わせる「感性」が今後のキーワードになるのは確か。その中で、季節の変化を感じ取って、それの助けをかり、時にそれを誇張し、お客様の感性を揺さぶっていきたいものです。  

Posted by mi-se kyoto at 11:35Comments(0)